ステーションコンファレンス大井町トラックス

STATION CONFERENCE OIMACHI TRACKS
  • #駅直結
  • #ランドマーク
  • #商業施設と隣接

施設・プロジェクト概要

JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線「大井町」駅より徒歩3分(デッキ直結)、品川駅から1駅。大正時代からの鉄道車両工場跡地を中心とした再開発プロジェクトであり、「広域品川圏」の都市生活共創拠点として「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」が、2026年3月に開業した。

本施設は、オフィス、商業施設、ホテル、レジデンス等から構成される大規模複合施設。 そのビジネス棟の1階に、「ステーションコンファレンス大井町トラックス」がある。

340㎡・天井高3.5mの無柱空間である「HALL」を備え、スクール形式で最大252名を収容可能。駅直結の利便性と最新設備を最大限に活かし、企業の展示会やPR・記者発表会、懇親会など幅広い催事に対応する。

ビル概要

所在地〒140-0005 東京都品川区広町2-1-21 OIMACHI TRACKS BUSINESS TOWER 1階
アクセスJR「大井町」駅より徒歩3分
敷地面積約2万9,400㎡
延床面積約25万9,100㎡
規模地上26階、地下3階、高さ115m
開業2026年3月

施設概要

用途コンファレンス
部屋数全1室
面積約340㎡
天井高3.5m
収容人数最大約270名
開業2026年3月

施設図面

施設企画・コンサルティングの特徴

未知のエリア「大井町」への挑戦と
「イベントホール」型プランニング

プロジェクトの背景

ステーションコンファレンス川崎の開業から8ヶ月後の2022年1月、JR東日本ビルディングのご担当者様から「JR東日本が推進する大井町の大型複合開発において、コンファレンス施設の検討可能性について相談したい」とのご連絡がありました。コロナ禍の厳しい環境での開業ながら高い稼働を上げる川崎の実績を高く評価してのお声がけでした。

本プロジェクトでは、用途の方向性がまだ検討段階とのことで、コンファレンス以外にもシェアオフィスやフィットネスなど、複数の選択肢の中で、入居するオフィステナントや商業施設との相乗効果などを総合的に判断したいとのことでした。

大井町は、ビジネスイベントで需要が高い品川駅に隣接し乗降客数も多い一方で、駅周辺は商店街と住宅街が広がっており、ビジネスコンファレンスの可能性が未知の立地であると考えていました。

一方で、オフィス・商業・ホテル・住宅・広場等が一体開発される延床面積約25万㎡の駅直結大型開発で街が生まれ変われば、その交通利便性から評価が一変するポテンシャルも感じていました。

弊社の見解を正直にお伝えし、複数のプランと収益想定をご提案し、工事費削減効果やオフィステナントへの親和性などから、最終的に弊社提案を採用いただくことができました。

プランニング

コンファレンス検討エリアは1階の460㎡の区画であり、搬入搬出の利便性や3.5mの天高を活かし、展示会やBtoCイベントの誘致が可能となるよう最大限部屋面積を確保し340㎡1室に専用ホワイエと控室が付帯するシンプルな構成としました。

天井には多数のライティングレールと100台超のスポットライトを設置しイベントに応じて空間を様々な色に染め上げられる仕様とし、大型倉庫も配置し全ての家具を撤去可能としました。これにより、ターゲットとする展示会などの誘致可能性を高め、コンファレンスでありながらイベントホールに近い使い方ができる空間を目指しました。

また、全体面積が小さく施設単独での運営では収益性が悪化してしまうため、近隣のステーションコンファレンス川崎との共同運営を提案。区画内に配置する運営事務室も最小限の面積として、お客様にご利用いただく貸室のレンタブル比の最大化を図りながら、運営コストも抑え、フルサポートのサービスはしっかり提供できる環境を構築しました。

商業施設内のコンファレンス

弊社が運営するほとんどの施設はオフィスビル内に設置されており、大型商業施設の中でのコンファレンス運営は初の試みとなりました。

コンファレンス設計時に、オフィス系用途なのか、商業系用途なのか迷われるデベロッパーが多い印象です。ビジネス系コンファレンスの場合は99%がBtoBイベント利用のため、オフィス系施設と親和性が高いというのが弊社の見解です。

特に、会議・研修・セミナー等は朝9:00からのスタートも多く、商業施設の中に設置されていると動線上の店舗が全て閉まっていてアクセスが成立しなかったり、シャッターが降りていて活気が感じられなかったりとデメリットも発生します。

本物件はモールタイプの開放的な商業施設で道幅も広く、商業施設の中にあるデメリットは全く発生せず、むしろ商業店舗や広場と連動したイベントも誘致できる可能性を感じていました。

施設運営・マネジメントの特徴

1階立地と貸切空間を活かしたイベント誘致と、街区全体が連動する新たな賑わいの創出

イベント性の高い催事と集客力

開業後、当施設は会議や研修といった一般的なビジネス利用にとどまらず、ワインの試飲販売会や新作バイクの発表会、さらには夏休みの鉄道駅スタンプラリーに付随した展示会や、表彰式とレセプションを兼ねたイベントなど、多様な種類のイベントで多数ご利用いただいています。また、入居テナント様やJR東日本グループの皆様からのご利用も多く獲得しています。

主催者様から当施設が選ばれる最大の理由は、再開発によって生まれ変わった大井町駅の交通利便性と、それに伴う「集客のしやすさ」にあります。

「今までのイベントよりも、想像以上に集客できた」という嬉しいお声を多数いただいており、もともとポテンシャルが高かった大井町駅周辺が、開発によって人の流れが大きく変わり、新たな拠点として認知されたことを実感しています。

企画段階で感じていたこの街の大きな可能性は、やはり間違ってはいなかったのだと、企画者冥利に尽きる思いです。

1階立地ならではの強みと空間価値

企画段階でこだわったハード面の工夫も、お客様から大変喜ばれています。特に1階という立地は、展示会などの搬入搬出が非常に便利であると高く評価されています。

また、天井に多数設置した調光・調色可能なスポットライトは空間を魅力的に引き立てる演出ができ、展示会での大きな強みとなっています。さらに、施設を1社貸し切りで利用できるプライベート感も、特別感を求める主催者様に喜ばれるポイントです。

街区全体との連動と商業施設への寄与

アウトモール型の開放的な商業施設内に位置するという特性も、大きな価値を生み出しています。新しく生まれ変わったワクワク感のある街を通って会場へ向かうアプローチ自体が、来場者の期待感を高めます。

また、ランチタイムには近隣の多彩な飲食店をすぐに利用でき、施設側としても商業施設を運営する「アトレ」様に当施設の週間予定表で来場者の見込み人数を共有することで、周辺店舗の集客にも寄与しています。

さらに、3階の「TOHOシネマズ 大井町」との連動イベントや、約4,600㎡の広場「TRACKS PARK」と連動したイベントのお問い合わせも寄せられており、コンファレンス単体に留まらず、街区全体と連動したイベントニーズの高さも感じています。

川崎との共同運営による高い収益性と、地域から愛される施設を目指して

地元住民の期待と新たなニーズの発見

大井町トラックスが開業してからの驚きの一つは、地域の方々がこの施設の誕生をどれほど楽しみにされていたかということです。ビジネスイベントだけでなく、地元の中学や高校の同窓会での利用についてお問い合わせをいただくこともあり、未知の立地であった大井町において、当施設が地域に根ざした新たな交流拠点としても期待されていることに大きな喜びを感じています。

川崎との連動がもたらすシナジーと収益性

企画段階で提案した「ステーションコンファレンス川崎」との共同運営についても、確かな手応えを感じています。川崎をご利用いただいているお客様に大井町をご紹介し、実際にご利用いただくといった相互送客の実績も生まれています。2つの施設を一体的に管理・運営することは、弊社内の運営負荷としては高い側面もありますが、オーナー様にとってはコストを抑えながらフルサポートサービスを提供でき、高い収益性の確保に貢献しています。

オーナー様からの評価と今後の課題

こうした運営の工夫の結果、JR東日本ビルディング様からは大変高い評価をいただいています。企画当初は様々な用途が検討される中で、紆余曲折を経て当社のコンファレンスプランを採用していただきましたが、開業後すぐに稼働目標を達成することができました。

340㎡の1室という小さな区画サイズに反して、街区の賑わいに貢献するイベントの誘致やオフィステナント様の利用増加など、期待以上の成功を収めることができたと自負しております。

一方で、今後の課題も見えてきました。開業直後は街全体の大々的なPRや開業イベントによる集客の後押しもありましたが、現在は少し落ち着きを見せ始めているため、「大井町トラックス」自体のさらなる認知度向上が私たちのミッションでもあります。今後も街区全体と連動した魅力的なイベント誘致を目指し、エリアの価値向上と施設の安定稼働に努めてまいります。

運営チームからのメッセージ

ステーションコンファレンス大井町トラックス チーフマネージャー 鎌田 真

本プロジェクトは、弊社が運営する「ステーションコンファレンス川崎」での実績をJR東日本ビルディング様から高く評価していただき、お声がけいただいたことからスタートしました。

ビジネスコンファレンスとしては未知の立地であった大井町への進出は、私たちにとっても大きな挑戦でした。様々な用途検討の中で紆余曲折を経て弊社のプランを採用いただき、1階という立地を最大限に活かした「イベントホール」としての空間をともに創り上げることができたこと、そして開業直後から高いご評価をいただけていることに、運営チーム一同心より感謝申し上げます。

大井町は、大規模再開発によって人の流れが大きく変わり、新たな可能性に満ちた街へと生まれ変わりました。私たちは単なる貸しスペースにとどまらず、今後も「大井町トラックス」自体の認知度をさらに高め、地域に愛され、新たなビジネスと交流が生まれる「広域品川圏」の新たな拠点となるよう、チーム一丸となって挑戦を続けてまいります。

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