虎ノ門アルセアタワーコンファレンス

TORANOMON ALCEA TOWER CONFERENCE
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施設・プロジェクト概要

東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅・日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅から徒歩3分。虎の門病院等を含む街区を一体的に開発する再開発プロジェクトの業務棟として「虎ノ門アルセアタワー」が、2025年2月に竣工した。

延床面積約18万㎡、オフィス、商業、業務支援施設等から構成される地上38階、地下2階建ての大規模ビル。その3階に、専任スタッフが常駐するデザイナーズ会議室「虎ノ門アルセアタワーコンファレンス」がある。 約18㎡~112㎡の全7室(Room A~F、STUDIO & LOUNGE)と、2階の貸切専用空間「アルセアサロン」で構成。スクール形式で最大84名を収容可能。

虎の門病院や霞が関の省庁街に至近の立地を活かした医療系講演会や官公庁の会議のほか、記者発表会やハイブリッドイベントなど幅広い催事に対応する。

ビル概要

所在地〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-2-3 虎ノ門アルセアタワー3階
アクセス銀座線「虎ノ門」駅より徒歩3分
敷地面積約2万2,500㎡
延床面積約18万0,700㎡
規模地上38階、地下2階、高さ180m
竣工2025年2月

施設概要

用途コンファレンス
部屋数全7室
面積約18㎡〜112㎡
天井高2.8m〜3.0m
収容人数最大約84名
開業2025年5月

施設図面

施設企画・コンサルティングの特徴

赤坂の実績が繋いだパートナーシップでエリア強化を目指す商品企画

プロジェクトの背景

日鉄興和不動産様から「虎ノ門アルセアタワー」におけるコンファレンス企画のご相談をいただいた最大のポイントは、弊社がすでに運営している近隣施設「赤坂インターシティコンファレンス(AICC)」の営業運営実績が高く評価されたことでした。

赤坂、溜池、虎ノ門エリアの面的な強化を目指す日鉄興和不動産様が、コンファレンス事業においても同様にエリアでの強化を図りたいという思いを持たれており、そのパートナーとして当社にお声がけいただきました。

本プロジェクトでは、ビル低層部の2〜3階に、国際的なビジネスをサポートする業務支援施設を設置することが計画されていました。

その中で、3階にはコンファレンス、シェアオフィス、フィットネスを配置し、2階にはバイリンガル対応のコンシェルジュサービスを配置する方針があり、コンファレンスの企画にあたっては、特に利用者層の親和性が高いシェアオフィスとの連携をいかに図るかが重要なテーマとなりました。

プランニング

コンファレンス用に割り当てられた面積は約600㎡と小規模で柱も多く、弊社が得意領域とする200㎡以上の大きな部屋サイズを作りにくいというハードルがあり、プランニングは難航しました。

解決の糸口となったのは、隣接する「虎の門病院」の存在です。多くのドクターが勤務する大型病院がすぐ近くにあることで、医療系イベントの誘致が多数見込める立地特性を活かし、医療系イベントでニーズの高い20㎡〜50㎡の小部屋を多く配置し、柱が多い区画でも売り床面積の比率を高め収益性向上の提案としました。

さらに、商圏を赤坂と虎ノ門の狭域に絞り込み、周辺テナント企業のイベント誘致を主軸とし1室の最大面積を100㎡程度に抑え、大型サイズの需要は近隣のAICCとの連携で解決する方針としました。

AICCとの営業運営連携は売上面の向上だけではなく、今までよりも少ない人員での運営の可能性を広げるものでした。通常であれば運営受託が難しかった小規模施設などの条件でも、より幅広いニーズに応えられるようになるための私たちにとってもチャレンジングな提案となりました。

既存運営施設の四谷・日比谷の成功例から、本物件でもスタジオ&ラウンジの空間を作り、占有予約がない場合は共有ラウンジとして開放し、予約時は懇親会やカジュアルなコミュニケーションスペースとして、空間効率の最大化を目指しています。

シェアオフィス連携とビル内他施設の追加運営

隣接するシェアオフィスとの協業についても検討が進んでいきました。まず第一に、シェアオフィス入居者がコンファレンスの小部屋を無料で使用できる特典を用意し、フロア全体での空間効率向上を図りました。

さらに、共有ラウンジとして開放するスタジオ&ラウンジについてもシェアオフィス入居者はコワーキングスペースの延長として使用可能にするなど、3階のエリア全体で利用者に向けた付加価値向上を目指しました。

シェアオフィスとコンファレンスは運営者が異なるため、両区画の行き来がスムーズになる内部動線の設置や、セキュリティルールの統一、予約スケジュール管理の連携システム構築など、ひとつひとつ丁寧に仕組みを作っていきました。

また、企画検討が佳境を迎える中で、3階コンファレンスとは別の2つのスペース、2階の多目的スペースである「アルセアサロン」と、22階のテナント専用「スカイラウンジ」の運営についても打診を受けました。

常駐スタッフが兼務で営業運営できるコストメリットや業務効率を評価いただき、こちらの2つのスペースについてもセットで運営することになりました。

ビル内の様々なスペースを一元的に運営することで、コストを抑えながらビルの付加価値最大化に貢献できた事例と言えます。

アルセアサロン
スカイラウンジ

施設運営・マネジメントの特徴

初年度から目標達成。
多様な連携が生み出す「エリア価値の最大化」

開業後の反響と新たなニーズの発見

施設企画時の大きなテーマであった「医療系イベントの誘致」については、狙い通りコンパクトな会議室を中心として多数の引き合いがあり、今では全体の3割を超えるご利用をいただいています。

運営していく中での新たな発見として、講演会の「発信会場」としてだけではなく、製薬企業担当者とドクターが少人数で商品説明や勉強会を行う「ONLINE受信会場」としてのニーズが高いことが分かりました。


隣接する虎の門病院のドクターが自ら「アルセアタワーの会議室で開催するなら参加する」と口添えしてくださることもあるほどで、デッキで連結している立地の強みを大いに発揮しています。

また、商圏設定においても、想定通り周辺ビルのテナント様からのニーズ獲得に成功し、開業初年度から目標稼働率を大きく超える結果を出すことができました。

異なる事業者と連携した一体的な運営

企画段階で重要視していたシェアオフィスとの連携については、開業前までの綿密な計画構築が功を奏し、開業当初からスムーズな運営を実現しています。

開業直後には、当社からコンファレンス・シェアオフィス・フィットネスの「3施設合同内覧会」の企画を提案し実施しました。

異なる運営事業者同士が協力して集客と一体的な運営を行った結果、目標来場者数を超える盛況となり、入居予定のテナント様や周辺ビルテナントの企業様へ、複合施設ならではの魅力を力強くアピールすることができました。

また、シェアオフィスに入居されているテナント様には、日常的なミーティングでのご利用だけでなく、50名程度のセミナーや懇親会の企画にも、同フロアでコンファレンスの常駐スタッフがすぐにご相談に乗れることが、シェアフィス自体の強み・差別化につながっており、連携がフロア全体への価値向上に寄与できていると実感しています。

AICCとの連携によるエリア価値の向上

近隣の「赤坂インターシティコンファレンス(AICC)」との連携においても、大きな成果があがっています。積極的な相互送客による両施設の稼働向上にとどまらず、開業後わずか半年で、大型国際イベントを施設を跨いで誘致することにも成功しました。

当施設では、MICEイベントの運営実績が豊富なAICCとの運営連携により、開業当初から、お客様の多様なリクエストに、経験豊富なスタッフが柔軟に寄り添うことができ、多くのご満足をいただいております。具体的な例では、食の多様性(ハラルやベジタリアンなど)への配慮、食品の原材料表示、お祈りスペース(プレイヤールーム)の提案などが挙げられます。

多くの国際的な企業が集積する虎ノ門エリアは、一般的な企業会議であってもグローバルな文化への対応が求められる、国際ビジネスの要衝です。日常的にグローバルスタンダードなご要望にも対応し、両施設の特性やこのエリアの顧客層を熟知することは、現場スタッフのコーディネート能力向上にも寄与しています。

スカイラウンジ運営で入居テナントの付加価値向上に貢献

周辺ビルを巻き込んだテナント優待枠の拡大

大規模オフィスビルにおいて、コンファレンスは入居テナント様の付加価値向上機能としても重要な役割を果たします。

本プロジェクトでは、近隣の「赤坂インターシティコンファレンス(AICC)」とともに、日鉄興和不動産様が保有する周辺ビルのテナント様にも優待枠を拡大しました。積極的な利用促進を行うことで多数のご利用を獲得し、日常的な会議から、ハレの日のイベントまでを網羅的に、利便性高くご利用いただけることは、テナント様の満足度向上、エリア全体の価値向上に貢献しています。

スカイラウンジ等の付帯施設の一元管理

また、ビル内の多様なスペースを一元管理することで、さらなるテナント貢献を生み出しています。コンファレンスの常駐スタッフが兼務する形で、追加で運営をお任せいただくことになった22階のテナント専用「スカイラウンジ」は、約500㎡の広々とした空間と素晴らしい眺望が好評です。

日中時間帯はテナント専用のコワーキングスペースとして、夜間は特別感のあるイベントスペースとして、多くのテナント様に懇親会等でご利用いただいています。テナントフロアからすぐにアクセスできる場所であり、「部署のキックオフや忘年会などの社内イベントを開くには最高の環境ですね」とお声がけいただくことも多いです。

入居テナント様からのニーズの高まりに合わせて、テナント様のファミリー向けイベントや、OB・OG会などでもご利用いただけるように、土日祝への利用時間の拡大を検討したり、社員様同士の定期的な交流イベントなどをご提案するなど、スペースを有効活用できるような取り組みを、オーナー様と連携しながら企画しています。

開業後にもニーズに合わせて、柔軟に運用変更をご提案していくことは、オーナー様にも評価いただけているポイントだと感じています。

テクニカルノウハウを活かした設備構築

このスカイラウンジのプロジェクトについては、実施設計が完了した後の企画参画となりました。そのため、すでに設計済みの映像・音響設備を活かしつつ、当社のテクニカルコンサルのノウハウを駆使した追加設備の構築をご提案して請け負いました。

その結果、竣工後の最低限の追加工事のみで、快適なプレゼンテーション環境やイベント空間を準備することができ、コストを抑えながらもビルの付加価値最大化を実現しています。

運営チームからのメッセージ

虎ノ門アルセアタワーコンファレンス
チーフマネージャー
小池 陽子

当施設は、20〜110㎡の小規模な会議室を中心に構成されています。だからこそ、私たち運営スタッフはお客様一人ひとりとのコミュニケーションを大切にし、きめ細やかなホスピタリティを提供できると自負しております。

隣接する虎の門病院をはじめとした医療関係者様のイベントやオンライン配信、シェアオフィスと連携した多様なビジネスシーンに対し、常駐する専任コーディネーターがレイアウトから機材手配、ケータリングまでワンストップでサポートいたします。また、必要に応じてAICCとも連携し、規模や用途に合わせた柔軟なご提案ができることも私たちの大きな強みです。

「虎ノ門アルセアタワー」は、虎ノ門・赤坂エリアに新たな価値を生み出す大規模複合ビルです。私たちはこの素晴らしい舞台で、ビルに入居されるテナント企業様や、ここを訪れるすべてのお客様にとって、快適で実りある時間を提供し続ける存在でありたいと願っています。エリアのさらなる発展に貢献できるよう、チーム一丸となって皆様のビジネスを全力でサポートしてまいります。

インフィールドは独自の人材戦略により、

高いスキルと情熱を兼ね備えた社員を育成しています

ホール・会議室の収益化には、高いホスピタリティと専門知識を持ったチームが不可欠です。インフィールドは、そんなチーム作りを全社的に取り組んでいます。

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